「肌が飲み干している感覚」
ビューティエディター 藤井優美さんが語る
生コラーゲンの魅力
ビューティエディター
藤井優美
「女性は誰でもキレイになれる!」を信念に、美容の仕事に携わってきて25年以上。
化粧品メーカーの開発者をはじめ多くの研究者、クリエイターへの取材を通して培ったノウハウを、雑誌をはじめさまざまな媒体を通して届けている。
■目次
■“コラーゲンが美肌のカギ”。そのこころは・・。
“コラーゲンが美肌のカギ”というのは、誰もが知っているところ。でも、その理由を明確に答えられる人は少ないかもしれません。そもそもタンパク質であるコラーゲンは、肌だけでなく、血管や関節、腱や骨など、カラダのあらゆる組織に存在していて、重要な働きを担っています。ことに肌においては約70%ものコラーゲンが真皮層に占められており、これがたっぷりと水分を抱え、肌のハリや弾力に。ところが、加齢をはじめ、紫外線など外的ストレスにより肌内部で本来行われているコラーゲンの“分解”と“合成”のバランスが悪くなると、元気なコラーゲンが減少し、シワやたるみの大きな原因となってしまいます。これが“コラーゲンが美肌のカギ”と言われるゆえん。
■もっとダイレクトにコラーゲンを補給したい!
そこで、コラーゲンコスメの出番となるわけですが、ひと口にコラーゲンコスメといってもさまざま。たとえば、コラーゲン分解を抑えるものや、逆にコラーゲン合成を促進するものなど。実はこれらにはコラーゲンそのものが配合されているのではなく、コラーゲンの材料や働きをサポートする成分が配合されているのが一般的。コラーゲンを厳密に説明すると「タンパク質の鎖が3本のらせん状に合わさったもの」を指します。この状態でないものは、コラーゲンではなく、あくまでもコラーゲンの材料。エイジングケアに有効ではありますが、もっとダイレクトにコラーゲンを補給できたほうが美肌の近道だと思いませんか?
それができるのがニッピコラーゲンの“生コラーゲン”ジェル「スキンケアジェル NMバランス」。プルプルッとしたジェルは、基材などで演出しているのではなく生コラーゲンそのもののテクスチャー。というのも「スキンケアジェル NMバランス」は、タンパク質の鎖が3本らせん状に合わさった本物のコラーゲンだから。それゆえに、コラーゲンを形成している3本の鎖がほどけてしまわないよう生コラーゲンはお届けも保存も“要冷蔵”となっているのです。
■実体験してわかった「匠の技」。これぞコラーゲンのプロフェッショナル。
実際私も生コラーゲン作りを見学させていただいたのですが、そのこだわりがスゴイ!コラーゲンが変性しないよう20℃以下のひんやりとした室温に保たれた無菌室に、何段階にもわたる空気コントロールシステムや徹底した製造機器の減菌作業。さらに注目したのが、生コラーゲンの抽出には、温度を一定に管理して(熱で変性してしまうと、コラーゲン本来の構造がこわれてうるおいが半減してしまいます)3週間かけてじっくり抽出している点。原料の前処理からボトルに充填されるまでの総製造工程には3カ月もかけており、しかもこれらすべてに人の手が加わっているのです。
ありがたいことに、pHでジェルの硬さを調整する最終工程を特別に体験させていただいたのですが、これが想像以上に難しい。ほんの少しの違いでジェルが硬くなりすぎたり、緩くなりすぎたり。実はここにも「匠の技があるんだ」と感心したものでした。自作(というほどでもありませんが)のゆるゆるのコラーゲンジェルは、コラーゲンであることには違いはないので、その後しっかり使わせていただきましたが、肌への効果はいつも使っている「スキンケアジェル NMバランス」と同じ。
ちなみに「スキンケアジェル NMバランス」を冷蔵庫に入れずに保管すると、3本のらせんがほどけてゆるゆるに。こうなっても化粧品としての効果は損なわれませんが、狙ったコラーゲンの働きは半減してしまうのでご注意を。
■今だからこそ、必要なのは何が起きても揺るがない肌。
と、ここまではコラーゲンサイエンスの説明をしてきましたが、「スキンケアジェル NMバランス」の魅力は、何といってもその使用感にあります。冷蔵庫でひんやりと冷やされたプルプルのジェルを洗顔後のまっさらな肌にのせると、体温でスルッととろけて肌になじむ。これがとにかく心地よい。とくにお風呂上りのほてった肌だと、まるでコラーゲンをそのまま肌が飲み干しているような感覚とでも言おうか……。ベタつかないのに、肌の内側からうるおいが満ちてくる感覚で、その後に使うスキンケアのなじみも高くなる気がするほど。続けるほどに肌内部のコラーゲンサイクルが整うからか、肌が土台から強くなり、ちょっとやそっとのことでは揺らがなくなります。
とくにそれを実感したのが、新型コロナウイルスによるマスク着用が当たり前になった今期。マスク部分のこすれに、暑さによるムレで肌荒れが出やすい状態だったにもかかわらず、肌が安定していたのは、しっかりとうるおい、土台からしっかりしていたおかげ。
不確かな現代を生きている私たち。だからこそ今必要なのは、何が起きても揺るがない肌。
「生コラーゲンジェルがあれば大丈夫」と本気で信じています。